事業所にて働く事が難しい方々に対して活躍の場を提供するのと同時に、仕事による生産する機会を介して能力と知識を高めるのが就労継続支援事業であり、就労継続支援事業は就労継続支援A型とB型の2つにより成立しています。
就労継続支援A型事業所とは
就労継続支援A型作業所は、難病や障がいのある方が雇用契約を結び、ある程度の支援を受けながら職場で働くことができる福祉サービスです。就労を継続できるよう支援します。
概ね、契約書通りの就労が可能な方が対象です。
労働基準法の適用を受ける労働者として働くので、試用期間もあり、有給休暇も法定通り付与されます。
最低賃金での契約が主流ですが、それ以上の賃金を受け取ることもできるかもしれません。
一般企業への就労に必要な知識やスキルの習得へ向けた訓練もしています。
能力が高まれば、一般企業へ就職も可能です。
また、一般企業へ就職した後も、障害者就労・生活支援センターなどの関係機関と連携して、利用者が就職した日から６ヶ月以上、就労を継続できるよう相談、支援を受けることもできるので、安心してステップアップできます。
就労継続支援B型事業所とは
就労継続支援B型作業所は、難病や障がいのある方が体調に合わせて自分のペースで働くことができます。
フルタイムでの就労が可能になるように、訓練するところです。
１日１時間での短時間利用や、週１日での利用も可能です。
フルタイムで働くのは難しいけれど、短い時間でも無理なく働きたい方に適しています。
就労訓練としての作業内容は軽作業が多いです。
雇用契約を結んで働くことが困難な方が、生産物に対する成功報酬として工賃が支払われます。