掲載:2008/12/12

反対討論

あおぞらの北山早苗です。

  • 第2号 長野県男女共同参画センター条例の一部を改正する条例案
  • 第3号 長野県信濃美術館条例の一部を改正する条例案
  • 第4号 長野県文化会館条例の一部を改正する条例案
  • 第12号 長野県社会福祉総合センター条例の一部を改正する条例案
  • 第13号 長野県障害者福祉センター条例の一部を改正する条例案
  • 第16号 勤労者福祉施設条例の一部を改正する条例案
  • 第18号 長野県都市公園条例の一部を改正する条例案
  • 第22号 長野県営運動場条例の一部を改正する条例案

について、反対です。

 深刻な経済不況の中、多くの県民が生活不安を抱えながら日々暮らしています。このような中、県財政の逼迫等を理由に、しわ寄せを、各種利用料金や分娩料等の値上げによる、県民への負担増に求めるのは、あまりに安直すぎます。

 派遣などの非正規雇用どころか、正規雇用の皆さんも人員削減が行われるというニュースが飛び交う中、テレビで、障がい者の皆さんの作業所で仕事が激減し、月給が1万円から9000円に減らされ、来月はもっと減ってしまうというニュースを見ました。他県のニュースでしたが、長野県でも他所の出来事と言っていられない状況です。いつも、しわ寄せが弱い立場に向かっていくのを、私たちはどう食い止めれば良いのか、心が痛みます。

 先日、松本であるフォーラムがありました。大学の先生や学生、小さな企業の経営者、中小企業の支援団体、レストランの若手経営者、農家や障がい者施設の運営に携わる方など、様々な立場の皆さんが協力し合って、障がいをお持ちの皆さんの仕事おこしとして、フランス鴨を飼ってもらい、それを信州フランス鴨として、松本地域のブランド品にしようという取り組みが行われていて、その成果や課題を報告するフォーラムでした。

 松本大学の先生から、この取り組みは、イタリアに起源をもつ「社会的就労組合」というスタイルを目指しているのだという話がありました。「社会的就労組合」は、10を1人が稼ぐ、あるいは貰う働き方ではなく、2を5人で稼ぎ、分かち合う働き方だと。

 私は、この考え方や仕組みこそ、今の厳しい社会情勢、経済情勢を乗り切っていくための鍵になるものだと思いました。

 その考え方に立ったとき、この時期の県の各種利用料金等の値上げは、許されないものです。利用者負担、受益者負担などと言いながら、自らの身を削ることなく、県民に負担を求めることを真っ先に持ってくるようなやり方は、2を5人でわけるという発想とは、程遠いものではないでしょうか。

 一昨日は、議長に「このような時代だからこそ、議会から率先して、自らの報酬カットを行うよう、考えてください」という申入れをさせていただきました。議員の皆さんは、議案の賛否には関係なく、きっと、今の財政悪化による県民の生活不安や県財政の逼迫状況を受け止めて、何らかの形での、報酬や議員にかかる費用のカットを考えてくださるものと信じています。

 どうか、知事部局におかれましても、県民に負担を求める前に、2を5人でわけるという発想に立ち、まずは自らの身を削ることや、今のような財政逼迫の時期においては、大型公共事業を一旦停止し計画を見直すことなどを考えていただきますよう、お願いします。

 それから、利用料金の値上げと、利用者の利便性をはかるための時間変更とセットにして提案するようなやり方は、やめていただきたい。利用時間の変更に伴う料金の改定と、値上げがセットでは、片方が良くても値上げに反対であれば、全て反対せざるを得ません。このような乱暴な提案の仕方はやめていただくよう、この場を借りて、要望します。

 いずれにしても、とり易いとことからとろうというような考えは改め、このような時代だからこそ、2を5人で分ける、皆で困難を乗り切っていこうという発想に立っていただくようお願い申し上げ、利用料金値上げの8つの条例案に反対いたします。

追記

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